HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

冬の渇きを優しくカバー!マーシュマロウで潤いを取り戻そう

【七十二侯/小雪・初侯】
虹蔵不見(にじかくれてみえず) 11/22~11/26頃

皆さまこんばんは。明日からは七十二侯「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」、曇り空が多くなり、虹が見えなくなる頃です。4月の二十四節気・清明の末侯「虹始見 (にじはじめてあらわる)」と対になった候です。虹は空気中の水滴に太陽の光があたって反射してできるものなので、陽の光が弱まり空気が乾燥するこの季節は虹が現われる条件が少なくなります。

 

 

 

もし雨上がりに思いがけず虹を見ることができたとしても、冬は太陽からの光が弱いので夏のようなくっきりとした虹ではなくぼんやりとした淡い虹になることが多く、じきに消えてしまいます。儚い冬の虹。風情はありますが、いっそ見えないのならば家の中で暖かいお茶を飲んでリラックスタイムはいかがでしょう?と言うわけで本日はこちらをご紹介します。

 

 

マーシュマロウ

 

アオイ科ビロードアオイ属の多年草・マーシュマロウです。和名をウスベニタチアオイと言い、古くから薬草として使用されてきた植物です。“マロウ”と言えば以前ご紹介した『夜明けのハーブティー』ことマロウブルーは近縁種に当たります(そういえばマロウブルーの別名は“ウスベニアオイ”でした)。
ところで、もうお気づきかと思いますが「マーシュマロウ」という名前によく似たお菓子をご存じではないでしょうか?

 

 

そうです。『マシュマロ』です。実はその昔、マシュマロはマーシュマロウの根から取れるデンプンを原料として作られていたのだそうです(現在では卵白やゼラチンや砂糖などです)。そして葉や花はハーブティーとして利用されるのですが、その効能をさっそく見ていきましょう。

 

 

冬に嬉しい粘膜保護効果

マーシュマロウにはマロウ類の中でも特に多く粘液質を含んでいるため、粘膜を保護し、痛みを和らげる働きに優れています。そのため消化器系の胃腸炎などを改善する効果・呼吸器系の気管支炎などを改善する効果・のどの痛みや口腔内の炎症をしずめる効果など、冬の感想で起こりがちなお悩みを解消してくれると言われています。

 

胃腸の働きもサポート

マーシュマロウに含まれる水溶性の食物繊維・ペクチンの働きにより便秘の解消効果・腸内フローラを活性化させ、腸内環境を整える効果にも期待ができます。またポリフェノールの一種・タンニンの働きにより腸の粘膜に作用して下痢を抑える効果もあると言われており、相乗効果で胃腸の働きをサポートしてくれるという嬉しい効果が期待できるのです。

 

高めの血圧にも効果あり

マーシュマロウに含まれるフラボノイド系ポリフェノールの一種・クエルシトリンの働きにより、抗炎症作用で弱った胃腸の炎症を抑える効果・血圧調整作用で高血圧を改善する効果にも期待ができます。

 

 

 

マーシュマロウティーは他の医薬品の体内への吸収を遅延させることがあるので、薬などを服用する前後2時間は飲用を避けるようにしましょう。

身体の内側から潤ったら、ゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/11/26(土)22:00頃に更新予定です。