HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

果実は旬、葉は美の味方!ビワティーでおいしくビューティーチャージ

【二十四節気】芒種(ぼうしゅ) 6/56/20

皆さまこんばんは。6/5~は二十四節気「芒種(ぼうしゅ)」です。芒種の“芒”は「のぎ」とも読み、麦や稲などイネ科植物の穂先にある針のような毛のことを指します。昔から「芒種」の時季は、この “芒” のある植物の種を蒔いたり、麦の刈入れや田植えを行う目安とされてきました。

 

 

二十四節気の九番目に位置する芒種の次はいよいよ夏至(2022年は6/21頃です)。1年で一番日中の時間が長い日です。ということは、6/21を境に今度はどんどん昼間の時間が短くなっていくのか……と考えると、1年って本当にあっという間ですよね。あっという間に過ぎてしまうからこそ、その時期の旬のものをおいしくいただいて、当たり前に見える日常を流してしまうことなく味わいたいと思います。そこで本日は“芒種”に因んで種が特徴的で、今が旬のこちらのハーブティーをご紹介します。

 

ビワ

 

バラ科ビワ属の常緑高木・ビワです。黄橙色の実の瑞々しく優しい甘み、本当においしいですよね!私は関東某県在住なのですが、先端の半島でビワが栽培されているためなのか、全国平均値よりは多くビワを食べている気がします。生もおいしいし、加工品では丸ごと果実が入ったゼリーも大好きです。

 

 

 

ちなみに和名の“ビワ”の語源は楽器の琵琶に似ているからだとされています。画像を並べると確かに形は似ている気がしますね。種の存在感はありますが、ゴロっと大きいので簡単に取れて食べやすいのもポイントが高い気がします。笑
ビワティーはビワの葉を煎じて飲用するのですが、おいしいだけでなく体に良い効能がたくさんあったのでさっそく見ていきましょう。

 

 

アンチエイジングの強い味方!

ビワティーに含まれるポリフェノールの一種・タンニンの高い抗酸化作用により、細胞の老化防止効果が期待できます。そのため生活習慣病やがんの予防・アンチエイジングなどに効果的だと言われています。また、タンニンには収れん作用という腸の粘膜を刺激する作用があるため、整腸作用による便秘の改善効果や美肌作りにも効果が期待できます。

 

ダイエットに嬉しい効果も

ビワティーに含まれる苦み成分・サポニンには脂肪の吸収を抑える働きがあるため、ダイエット効果もあるとされています。苦み成分とは言え、適度に煮出す程度であれば苦みを感じることはあまりありません。サポニンにはその他にも抗炎症作用や抗菌・抗アレルギー作用、血行を改善し熱を下げてくれる作用があると言われています。

 

夏に嬉しい疲労回復効果

酸味成分の一種であるクエン酸が含まれていますが、ビワティーには酸味もあまりありません。クエン酸には食欲を増進させ疲労を回復してくれる作用があるので、夏バテ対策に最適な成分です。また、肝臓病の予防をする働きもあると言われています。
またビタミンB1・ブドウ糖も含まれることで皮膚や粘膜の維持効果や、神経系を正常にしてくれる働き、エネルギーを生産するという働きが期待できます。

ビワティーにはその他にもアトピー性皮膚炎の予防・むくみ改善・発熱性の風邪における鎮咳・湿疹、あせもにも効果があると言われています。

 

 

 

ビワティーはノンカフェインで大きな副作用はないと言われていますが、整腸作用が強いため、腸が弱い方の飲用や多量に飲用すると腹痛を引き起こす可能性がありますので、適量を飲用するようにしましょう。

 

旬の実と優しい甘みのお茶、Wの癒し効果でゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/6/4(土)22:00に更新予定です。