HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

明日もすっきり清々しく!ドクダミティーでしっかりデトックス♪

【二十四節気】清明(せいめい) 4/44/19

皆さまこんばんは。4/4~は二十四節気「清明(せいめい)」です。『清明』とは万物が清らかで生き生きとした様子を表す『清浄明潔』という言葉を略したものです。一斉に木々の若葉が芽吹き溢れるように花々が咲く、そんな季節を表すのにイメージがぴったりですね!関東でもちょうど桜が咲き誇って生き生きとした春の息吹を存分に感じられるシーズンです。

沖縄では清明の時期に先祖供養の行事・「シーミー(または御清明:ウシーミー)」が行われるのだそうです。元々は中国から伝わった風習で、親戚が集まり門柱墓にお参りをし、重箱料理やお酒・花などを供えます。供えた後は「御三味(ウサンミ)」と呼ばれる鶏肉・豚肉・魚を蒸したもの(地域や家庭によっては三枚肉や昆布・かまぼこなどの重箱料理)をいただきます。泡盛を飲み三線を弾き歌い踊るこの行事は、お盆・正月と並ぶ3大行事なのだそうです。日本には知らない風習がまだまだいっぱいあるものですね……早く思う存分旅行に行って見てみたい!特に沖縄!

本日は清明にちなんで清々しく明るい明日を迎えたい方におすすめのこちらのご紹介です!

 

ドクダミ

 

ドクダミ科ドクダミ属の多年草・ドクダミです。独特の香りのする雑草のイメージが強いハーブですが(うちの裏庭にもいます)、生薬としては『十薬(じゅうやく)』と呼ばれ、古くから民間薬として利用されていました(ゲンノショウコ・センブリと並ぶ『日本の三大民間薬』とされています!)。「ドクダミ」という名前の由来は諸説ありますが、民間薬として毒下しの薬効が顕著なため毒を抑えるという意味の「毒を矯()める」「毒矯め」「毒矯み」に転じたという説が有力なようです。ちなみにドクダミ自体は無毒です。

 

 

ドクダミはハートの様な形の葉の群生、そして白い花のイメージが強いかと思いますが、実はこの白い部分は花ではありません!ドクダミの花はその上の穂のような部分、これなんです。穂状花序といい、白いのは苞(ほう)と呼ばれる部分です。苞は基本は4枚ですが、まれに57枚、更には変異して八重咲のようになることもあるのだとか。どう見ても白い花にしか見えませんね……。身近な植物なのに知りませんでした。では民間薬としても利用されているドクダミのハーブティーの効能を見ていきましょう。

 

 

老廃物をすっきり!デトックス効果抜群

ドクダミティーに含まれるフラボノイドの一種・クエルシトリンには腸の動きを活発にして便秘を解消してくれる効果があると言われています。そしてイソクエルシトリンにはむくみの解消・腎臓の働きの強化という働きがあります。またカリウムの働きの1つに老廃物を体外に排出するというものがあるので、合わせて強力なデトックス効果が期待できます。

 

冷え性やお肌悩みの解消にも

ケルセチンの働きには血管を拡張して血流を良くする効果が上げられます。またクエルシトリンには毛細血管を強化する働きがあると言われています。そのため冷え性の予防・解消だけでなく、血行が良くなることによりお肌のくすみ解消に繋がるという嬉しい効果が期待できます!
またイソクエルシトリンには脂質の酸化防止効果があるため、シミのもととなるメラニンの生成を防止する、いわばシミ予防にも繋がると言われています。

 

ダイエットにも有効?

イソクエルシトリンにはコレステロール値を下げる効果や生活習慣病の予防効果があるとされています。ドクダミティーだけでダイエット効果があるとは言い切れませんが、デトックス効果や血行促進効果はダイエット中の方にはプラスに作用することばかり。うまく取り入れれば美容効果はかなり期待できそうです。
なんでも美容大国・韓国でのシカ(ツボクサ)のネクストトレンドとしてドクダミが挙げられているとか……?でもこの効能を見る限り頷けるものばかりですよね!

この他にも近年ではアトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー疾患対策にも挙げられるようになっているのだそうです。日常的に取り入れたいお茶ですね。

 

 

ドクダミティーですがカリウムが高濃度で含まれているため、腎機能に疾患がある方の摂取は避けましょう。また子宮を収縮させる可能性があるため、妊娠中の方も飲用を避けてください。そしてデトックス効果が抜群のため、過剰摂取すると下痢を起こす可能性があります。

 

清々しく明るい明日のために、夜はゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/4/3()22:00に更新予定です。