柚子湯だけではもったいない!美容にも健康にも良い冬至の日のユズの楽しみ方
【二十四節気】冬至(とうじ) 12/21~1/4頃
皆さまこんばんは。12/21からは二十四節気「冬至(とうじ)」です。太陽が最も低い位置にあり、1年で一番昼が短く夜が長い頃です。この日を境に日が延びていくことから、古代では冬至が1年の始まりとされていました。世界各地でも冬至は「太陽の誕生日」とされ、クリスマスも冬至祭に由来しているのだそうです。
日が延びてゆくとは言え、実際は寒さがこれから本番といった季節です。また年末に向かって慌ただしくなる時期ですので、体調を崩しやすくなりますよね。そのため日本ではこの時期に栄養価の高いかぼちゃを食べたり柚子湯に入って身体を温めたりして無病息災を祈願しました。
ユズ(柚子)
初夏に白い花を咲かせ、秋に黄色い実を付ける柚子。そして冬には柚子湯だけでなくお鍋の薬味や温かい柚子茶など、何かと活躍してくれる頼もしい柑橘類です。ちなみに柚子湯に入る習慣は「冬至」と「湯治」の語呂合わせとも言われているようですが、かつては冬至が1年の始まりとされていたことから柚子の香りや薬効で身体を清めるという禊の意味もあったとされています。
そんな柚子茶には身体にも心にもうれしい効果がたくさんあります!しかもノンカフェインなので妊娠中の方やお子様などどなたでも安心して召し上がれるのもポイントです。
ビタミンCたっぷりで免疫力アップ!風邪予防に
「風邪をひいたらビタミンC」という言葉の通り、ウイルス性の病気から身体を守ってくれる働きがあります。またひいてしまった時も短時間での回復をサポートしてくれます。この時期積極的に取り入れたいですね!
美肌効果にも期待大!
ビタミンCたっぷりということはお肌にとってもうれしい効果がたくさんあります。老化の原因である酸化を防いでくれ、コラーゲンの生成をサポートしてくれるだけでなくシミ・そばかすの原因となるメラニンが肌に沈着するのも防いでくれる役割が!
有機酸の効果で疲労回復も
柚子はクエン酸やリンゴ酸などの有機酸を多く含んでいます。これらの有機酸は疲労物質である乳酸をエネルギーに変える働きがあるため、疲労回復効果も期待できます。
香り成分リモネンでリラックス効果も
柚子湯や柚子茶の良い香りの正体はリモネンという香り成分。嗅ぐと脳内にリラックス時に出現するα波が出ることからリラックス効果があるのだそうです。寝る前の1杯で安眠効果=質の良い睡眠が期待できることから、痩せやすい身体作りに繋がると言われています。
柚子茶は市販のものだけでなくご家庭でも手軽に手作りできるので、冬の間の1杯として非常におすすめです。とは言え飲み過ぎると糖分を多く摂取することになりますので、1日に飲む量はほどほどにしましょうね。
私の家でも柚子ジャムをよく作るのですが、パンに塗って食べたり煮物にちょっと甘味を足したりと和にも洋にもアレンジができるので重宝しています。そういえば私の大好きな柚子胡椒にも使われているし、私の身体の組成はけっこう柚子率高い気がする……!それはさすがに言い過ぎですかね。
身体の外側も内側もぽかぽかに温めて、ゆっくりと良い夢が見られますように。
次回は2021/12/20(月)22:00頃に更新予定です。