HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

本格的な冬の前に!オリーブでしっかり感染症対策

【二十四節気】立冬(りっとう) 11/7~11/21

皆さまこんばんは。11/7~は二十四節気「立冬(りっとう)」、暦の上ではいよいよ冬の始まりとなりました。紅葉していた葉がだんだん落ちて色褪せるのを見た時、日が暮れるのが一段と早くなって来たことに気付いた時など、実際にも「ああ、いよいよ冬だなぁ……」と感じることが増える時期です。もうすぐ平地でも木枯らしの便りが聞こえたり、早い所では初雪の知らせを耳にするのももう少しです。

 

さて皆さまは冬支度の準備は進んでいらっしゃいますか?私はとうとうこたつを出し、「こたつ開き」をいたしました。笑 冷え性なのでどんなにお風呂で温まっても、寝る時に冷たい布団に入ると体温が布団にもっていかれてしまうので、足を温めてから布団に入るようにしているんです。朝晩の冷え込みと日中の気温差もあったりして、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に余念がない今日この頃。本日はそんな今の時期におすすめのハーブティーをご紹介します。

 

オリーブ

 

モクセイ科オリーブ属の常緑高木・オリーブです。オリーブの実を搾ったオイルを日常的に使われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?塩漬けのオリーブの実はおつまみにしてもピザのトッピングなどにしても見たこと・食べたことがある食材ですよね。割と身近にある食材ですが、ハーブティーに使用するのはオリーブの葉です。

 

 

オリーブの木は硬く重く、重く、緻密で、油分が多く耐久性があります。そのためまな板・すり鉢・すりこぎ・スプーン・調理用へらなどの台所用品を作るのによく用いられます(そして木製品の中ではけっこう高級品です)。実も木も有能なオリーブですが、実はハーブティーの効能も超優秀なんです!さっそく見ていきましょう。

 

 

驚異のポリフェノール・オレウロペインの健康効果

オリーブに含まれるポリフェノールの一種・オレウロペインは様々な効能があることで知られています。まずは抗菌作用により体内の免疫細胞活性化が促進されるので、風邪やインフルエンザ予防に効果があります。これからの季節にぴったりの効能ですね。
また、オレウロペインは抗酸化作用によって血圧やコレステロール値や血糖値を下げる効果があることもわかっています。この働きにより心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクを低減する効果があると言われています。
ちなみにポリフェノールが多く含まれる時期はオリーブの葉色が強い春から秋です。オリーブが害虫から実を守るために作り出している苦み成分のポリフェノールは、害虫が多い時期こそ沢山作られます。なのでオリーブの葉の収穫は冬以外がおすすめなのだそうです。

 

なんと美容効果もお墨付き!

またオレウロペインにはコラーゲンの生成を補助する働きもあります。また抗酸化作用がシミの原因となるメラニンの生成を抑えるので、肌のハリを戻す効果・シミやそばかすを抑えるなど、若々しさを維持するという点でも効果が期待できます。

 

まだある!オリーブの健康効果

更にオリーブのオレイン酸の働きによる悪玉コレステロールの増殖抑制効果・腸の蠕動運動促進効果で、動脈硬化を防いだり便秘を改善したりという健康効果も期待できます。更にケルセチンの働きによる動脈硬化予防効果・関節痛や喉の痛みなどの炎症を抑える効果・血管壁を弛緩させて高血圧や脳疾患を予防する効果、アピゲニンの鎮静作用による不眠の解消効果などなど、各種健康効果が非常に高いハーブティーなのです。

 

 

オリーブティーはノンカフェインで副作用もないお茶ですが、大量に飲み過ぎるとお腹を壊す恐れがあるので適量を飲用するようにしましょう。

流行り(感染症)に乗らないようにしっかり準備をして、ゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/11/6(日) 22:00に更新予定です。