HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

天然のビタミンC爆弾!ローズヒップでピカピカ美肌をゲット

【七十二侯/雨水・初侯】
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)  2/19~2/23頃

皆さまこんばんは。明日からは七十二侯「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」、暖かい雨が降り大地が潤い活気づく頃です。この七十二侯は中国から日本に伝来した暦なのですが、その昔雨水の初侯は「獺祭魚(かわうそうおをまつる)」だったのだそうです。カワウソは魚を捕まえるものの、なぜか食べずに岸辺に並べて置く習性があります。その姿がカワウソが先祖に魚を供えて祭っているように見えたことが由来しているのだとか。それがなぜ「土脉潤起」になったのかは謎ですが、立春から始まりここでいきなりカワウソが出てくるのも「???」という感じですよね。笑
本日は春の大地のように潤いのある美肌を手に入れたい方におすすめのこちらです!

 

ローズヒップ

 

バラ科バラ属(いわゆるバラ)の果実・ローズヒップです。ローズヒップは、バラの花が咲いた後につく実のことですが、一口にローズといっても品種改良が進み、2万種を超える種があると言われています。ハーブとして用いるのはこの中の数種の原種に限られ、ローズヒップはドッグローズ(イヌバラ)になる実を指します。ドッグローズの名は、古代ローマ時代に狂犬病にかかった犬の咬み傷にこの実の成分が効くということから名付けられたのだそうです。

 

 

ドッグローズのほかに同じバラ科バラ属のハマナスの実が用いられることもあります。ちなみに”ヒップ”とはお尻のことではなく、ヒップという単語単体で”バラの果実”を指すのだそうです。

 

 

 

ローズヒップはお茶としての飲用の他にジャムやマーマレードにしたり、スキンケアに使われることもあります。
そんなローズヒップの女性に嬉しい効果とは?

 

またの名は「ビタミンCの爆弾」!

ローズヒップの代名詞でもある甘酸っぱさは豊富に含まれるビタミンCによるもの。生の果実で比較した場合、なんとレモンの20倍に相当するビタミンCが含まれています。
ビタミンCの効果といえば美白・美肌効果。肌にハリを与え、シミを予防してくれるありがたい働きがあります。ビタミンCにはその他にも抗がん効果・風邪予防・自律神経の安定・骨粗しょう症の予防・抗アレルギー効果と嬉しい働きがたくさん。これは積極的に取り入れたいですね!

 

抗酸化作用で若返り効果も!

ローズヒップティーに含まれるビタミンはCだけではありません。ビタミンEも含まれていることにより、抗酸化作用が期待できます。ビタミンEは通称”若返りのビタミン”と呼ばれる脂溶性のビタミン。紫外線ダメージの予防や女性ホルモンバランスを整える効果があると言われています。

 

鮮やかな色にも嬉しい効果が

ローズヒップティーに含まれる色素成分・カロテノイドにも嬉しい効果があります。主な働きは抗酸化作用、アンチエイジングには欠かせない要素です。
βカロテンは抗酸化作用+免疫増強、リコピンも強い抗酸化作用を持ちがんや老化防止に。ルテインは目の老化を抑え、網膜の保護や眼病予防に効果があると言われています。

 

腸内のお掃除もしてくれる

食物繊維の一種・ペクチンの作用により便秘の解消・腸内環境の改善の他コレステロール値を下げる働きも期待できます。

 

 

 

ローズヒップティーというと果実と同じく真っ赤で酸味が強いお茶を連想しますよね?実は市販されているローズヒップティーはハイビスカスティーとブレンドされているものがあり、そのため酸味あるイメージなのだそうです。ローズヒップティー単体だとベージュ~薄いオレンジ色、フルーティーで甘酸っぱいのでちょっとイメージとは違いますよね……!
ローズヒップティーはバラ科にアレルギーがある方は飲用を避けましょう。また、過剰摂取しすぎるとお腹が緩くなる可能性があるので量にも気を付けましょうね!

 

ピカピカお肌の準備が整ったら、ゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/2/23(水)22:00頃に更新予定です。