HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

古代からの風邪薬・エキナセアで秋を楽しむ身体作り!

【二十四節気】秋分(しゅうぶん) 9/22~10/7

皆さまこんばんは。9/22~は二十四節気「秋分(しゅうぶん)」、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる頃です。太陽が極楽浄土があるという真西に沈み、先祖と通じ合える日とされていることから、秋分の日を中心とした一週間はお墓参りをする習慣があります。これが「秋のお彼岸」です。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、日中の暑さも秋分の頃には和らぎ始め、秋の気配が深まっていきます。たしかにちょっと前まで頻繁に耳にしていた「猛暑日」「真夏日」というフレーズを聞かなくなりましたね。これから次第に日が短くなり、本格的な秋になっていきます。
秋と言えば食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋などいろいろ呼ばれることがありますが、朝晩の気温差に加え夏の疲れを放置したままにしておいて免疫力が低下、季節の変わり目はいつも風邪をひく……なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?せっかくの秋を心から楽しめないのはもったいないので、そんなお悩みをお持ちの方に
本日はこちらのハーブティーをご紹介します。

 

エキナセア

 

北アメリカ原産・キク科ムラサキバレンギク属の多年草・エキナセアです。北アメリカの先住民が古くから万能薬として利用し、大切にしてきたハーブだと言われています。欧米ではハーブティーとして飲用されるほか、炎症や傷の治療にも使われてきたのだそうです。

 

 

花期は7〜10月頃で、花の中央に見える頭状花は盛り上がり、舌状花(花弁に見える部分)はやや下向きに咲くという特徴があります。

 

 

またエキナセアは「ムラサキバレンギク」という和名を持ちますが、実は紫以外にも赤・ピンク・黄色・白・グリーン・オレンジ・アプリコット……更に形状も八重咲のもの・花びらが細いものなど、様々な品種があるのだそうです!では目にも楽しく万能薬としても古くから利用されてきたエキナセアの効能を見ていきましょう。

 

免疫力アップ!季節の変わり目のお守りに

エキナセアに含まれるエキナコシドは、免疫力に効果を示す成分です。このエキナコシドの働きにより、免疫力を上げる・菌の増殖を防ぐ・ウイルスの増殖を防ぐなどの効果が期待できます。季節の変わり目に風邪をひきやすい方はエキナセアで免疫力をアップさせればお守り替わりになりそうですね。

 

万が一ひいてしまった風邪にも効果あり

エキナセアに含まれるシナリンは風邪などの症状を和らげるのに効果がある成分です。そうです、ついうっかり引いてしまった時でもエキナセアティーは効果を発揮します。炎症を抑えて痛みを取る・菌の増殖を防ぐなど、風邪の諸症状の緩和に効果があると言われています。またシナリンは悪玉コレステロールの酸化を抑えて動脈硬化を予防する・余計な水分を尿として排出するなどの効果もあると言われているので、風邪でない方にも効果があるんですよ!

 

アレルギーにも効くと言われている

更にエキナセアには花粉症やアレルギー症状の緩和、インフルエンザの初期症状緩和にも効果があると言われています。北アメリカの先住民が万能薬と呼んでいたのも納得ですね。

 

 

万能薬と言われるエキナセアティーですが、キク科の植物にアレルギーがある方は飲用を避けましょう(アレルギー緩和効果があるのに……)。

いろいろな秋を楽しむために、ゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/9/21(水)22:00に更新予定です。