HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

まさに神のお茶⁉ゴツコーラで脳を活性化させてレベルアップ

【七十二侯/穀雨・初侯】
葭始生(あしはじめてしょうず)    4/20~4/24頃

皆さまこんばんは。明日からは七十二侯「葭始生(あしはじめてしょうず) 」、だんだんと暖かくなり水辺の葭(あし)が芽吹き始める頃です。夏にかけてどんどんと丈を伸ばし、秋には金色の穂を風になびかせる葭。「あし」という読み方が「悪し(あし)」に通じるとされ、「善し(よし)」と呼ばれることもあります。
葭は「葦」とも書くのですが、日本の古名の1つ『葦原の国』は葦が生えていたことから付いたのだとか。古来より屋根を葺いたりすだれに利用したり、生活に欠かせない存在だったようです。

 

 

さて新年度も始まりあっという間にもうすぐ3週間。新しい環境になった方も新しくメンバーを迎えることになった方もいらっしゃると思います。覚えることもたくさんでこんな時もっと記憶力が良ければ……もっと集中力があったら……なんて思ったりしたことはありませんか?(私はほぼ1年中思ってますけれども)そんな方におすすめのハーブティーがこちらです。

 

ゴツコーラ(ゴツコラ・ツボクサ)

 

セリ科ツボクサ属の多年生植物・ゴツコーラです。耳慣れない名前ですよね?たぶんゴツコーラよりも“ツボクサ”の名前の方が有名なのではないでしょうか?それよりもっと有名なのが“シカ”という呼び名です。

 

 

韓国コスメが好きな方はピンと来ているかもしれませんね。「シカクリーム」「シカパック」で一躍有名になった、あの植物がツボクサ=ゴツコーラなのです。ハーブ医療の世界ではゴツコーラ・ゴツコラと呼ばれています。これはスリランカのシンハラ語に由来するのだそうです。
またアーユルヴェーダにも利用され、そこでは“ブラフマン(神)の知恵”を意味する「ブラフミ」と呼ばれており、ホーリーバジルと並ぶ最重要ハーブとして位置づけられています。第7のチャクラが覚醒すると言われ、ヨガの修行者が瞑想時に欠かせないハーブなのだそうです。さすがブラフミ。

 


現在、輸出品目としての乾燥ツボクサはマダガスカルが最大の産地で、他にはタイや東南アジア諸国で医療用・食用に栽培されています。タイでは「ブアボク」と呼ばれ、野菜として食べられています。またすり潰してジュースとしても飲用されており、タイの屋台で青汁のような液体を見かけたらまずゴツコーラと思って間違いないでしょう。笑
ではゴツコーラティーの効能を見ていきましょう。

 

記憶力や集中力をアップさせてくれる!

ゴツコーラティーに含まれるトリテルペンの働きには脳の神経細胞を活性化させるというものがあります。そのため記憶力や集中力を向上させる効果が期待できると言われています。同時に鎮静効果・リラックス効果が確認されているため、特に集中力が欠かせないお仕事の方や受験生の方などにおすすめです。

 

血行促進・血流改善効果も

こちらもトリテルペンに血行促進作用と毛細血管の強化という働きがあるため、血行促進からの肩こりや冷え性の改善・アンチエイジング効果が期待できます。

 

飲んでも嬉しい美容効果

更にトリテルペンにはコラーゲン・ヒアルロン酸を合成して肌をきれいにする効果があると言われています。トリテルペンと共に含まれているタンニンの抗酸化作用もあるため、老化を防止するアンチエイジング効果にも期待ができます。

トリテルペンにはその他にも抗炎症作用や抗アレルギー作用、肝臓の機能向上、更にはアルツハイマー病の予防に役立つとも言われています。まさにブラフマン……!

 

 

 

ゴツコーラティーはセリ科のアレルギーがある方・肝臓の薬を飲んでいる方・皮膚がん及び甲状腺疾患の方・妊娠中及び授乳中の方の飲用は避けましょう。

脳を活性化させるために、ゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/4/24(日)22:00頃に更新予定です。