HERBTEA for MYSELF

美しい日本の四季×体に優しいハーブティーのお話

タイムの抗菌作用で新年は健康にスタートダッシュ!

【二十四節気】小寒(しょうかん) 1/5~1/19頃

皆さまこんばんは。そして明けましておめでとうございます。いよいよ2022年、新しい年をどんな感じで迎えられましたか?
私は12/31に大掃除を終え、母の友人の旦那さん作の手打ち蕎麦で年を越し、1/1は近所に初詣に行くも人手の多さで境内に辿り着けず、1/2現在まだ初詣に行けていません。笑

1/5~は二十四節気「小寒(しょうかん)」、いよいよ寒の入りです。この後に「大寒(だいかん)」も控えている時期ですが『小寒の氷、大寒に解く』という言葉があるように、大寒の頃よりむしろ小寒の方が寒いとも言われています。立春を迎えるまでの約1ヶ月=寒の内、1年で一番寒いこの時期に風邪で寝込むことになったりしたら何となく新年早々スタートダッシュに失敗した気分になりますよね……本日はそうならないための予防のハーブをご紹介いたします。

 

 

タイム

シソ科の多年草ハーブ・タイム。原産は地中海沿岸で、タイムという名はギリシャ語で「勇気」を意味する「Thymon」に由来するといわれています。実は種類が多数あり、一般的にタイムと呼ばれているのは「コモンタイム」という品種です。肉・魚の煮込み料理や香草焼き・ムニエルなどの料理に使われるのでご存じの方も多いメジャーなハーブでもありますね!長時間加熱しても香りが飛ばないことから、ローリエやセロリ・パセリなどと束ねたブーケガルニとして臭み消し+料理に深い風味をプラスしてくれるありがたいハーブでもあります。

タイムティーももちろん香りを楽しめるのですが、それだけでないは効能もたっぷり。お茶にすることでそれらをダイレクトに摂取することができるので、新年をすっきりと始めるための1杯にもおすすめです!

ハーブの中でもNo.1の殺菌効果!

タイムに含まれるチモール・オイゲノールにはハーブの中でもNo.1と言われるほど持つ強い殺菌作用があります。抗ウイルス作用も期待できるので、この時期の風邪やインフルエンザ予防にぴったりなのです。古代エジプトではこの殺菌作用をミイラの防腐剤・保存材として利用していたのだそう。

 

去痰作用もあるので喉のケアにも効果あり

タイムに含まれるサポニンに痰を取り除く去痰作用があるため、気管支炎や喘息・咳などの症状緩和にも効果があると言われています。ちょっと贅沢な使い方ですが、タイムティーでのうがいは喉の不調の緩和に効果があるのだそうです。同時に口臭予防にもなるとのことなので、マウスウォッシュとしても効果が期待できます。

 

心身の疲労回復効果も

タイムに含まれるカルバクロールの強く爽やかな香りで喉や肺がすっきりすることで、その爽快感から疲労感や倦怠感が緩和され、リラックス効果が期待できるといわれています。またフラボノイドの働きにより、痙攣や生理痛も緩和されます。タイムは心身共に癒しを与えるハーブなんです!

 

消化を促し健胃効果も発揮!

消化作用に優れており、食べ過ぎた後にタイムティーを飲むことで消化の促進が期待できます。胃の痙攣抑制にも効果があると言われています

 

 

妊娠中・授乳中の方や高血圧の方は長期に渡る常飲・多量飲用は避けましょう。タイムティーの強い香りや味が苦手な方はエルダーフラワーやカモミールなどの甘味があるハーブとブレンドすると飲みやすくなりますよ!

元気にスタートダッシュを切って、夜はゆっくりと良い夢が見られますように。

次回は2022/1/4(火)22:00頃に更新予定です。