暑い日の飲みすぎ注意!ミルクシスルでしっかり肝臓ケア
【七十二侯/大暑・初侯】
桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7/22~7/27頃
皆さまこんばんは。明日からは七十二侯「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」、初夏に美しい花を咲かせた桐の花が卵型の実を結ぶ頃です。
古くから桐は神聖な木とされ、日本国政府の紋章(五七の桐)に使われ、政府の発行する五百円硬貨の表面にも桐の花が描かれています。
そして盛夏の今頃、3センチくらいの実を結びます。この実の中には翼のある種子がたくさん入っており、風に乗って飛散するのです。桐の木は樹高が10メートル以上あり花も高い位置に咲くため、目にする機会はなかなかないかもしれません。
さてまだまだしばらく暑い日が続くわけですが、日中は水分・塩分を摂って熱中症対策!という方も、夜は水分を摂っていますか?もしかしてアルコールと言う名の水分を補給していたりしませんか⁇はい、していますという方。安心してください、私もです。しかし!うっかり飲み過ぎてしまった時に「これは水分補給……」という言い訳は通用しません(反省)。でも飲み過ぎてしまった……そんな時におすすめのハーブティーをご紹介いたします。
ミルクシスル
地中海沿岸原産・キク科オオアザミ属の二年草、ミルクシスルです。聞きなれない名前ですが、和名は「マリアアザミ」という、アザミの一種です。マリアとは聖母マリアのこと。「マリアアザミ」または「ミルクシスル」と呼ばれるようになった由来ですが、
この葉に見られる白いまだら模様が「聖母マリアのミルク」がこぼれたように見えたためなのだそうです。かなり歴史の深いハーブで、ヨーロッパでは2000年以上も前から医療用途に使われていたと言われています。ミルクシスルの何が利用されていたのでしょうか?さっそく効能を見ていきましょう。
肝機能の向上させてくれる
ミルクシスルが古くから利用されてきたのは、種子にシリマリンというフラボノイド混合物が含まれ、それに肝機能亢進(こうしん)作用を示すからです。肝臓を守る・弱った肝臓を修復する・そして肝機能障害の改善といった高い薬効があるため、現代でもサプリメントなどに活用されています。ハーブティーで飲用することにより、二日酔いの緩和・飲酒前の飲用で二日酔いを防止する・デトックスを促して若々しく健康的になる、といった効果が期待できます。
抗酸化作用で老化も防いでくれる
ミルクシスルには脂溶性ビタミンのビタミンEも含まれるため、抗酸化作用により細胞の酸化を防いで老化を遅らせる・過酸化脂質が生成されるのを抑え、血管年齢を若々しく保つという効果があると言われています。
他にも身体に嬉しい効果がある
ミルクシスルには不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸が含まれています。リノール酸は体内で生成することができない必須脂肪酸の1つであり、飲用によりLDLコレステロールや血圧を下げる・老化を遅らせる・美容にも良く、肌をしっとり保湿するなど、美容や健康に嬉しい効果が得られると言われています。
また同じく不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸も含まれており、こちらもLDLコレステロールを下げる効果が期待できます。
ミルクシスルティーはキク科の植物にアレルギーがある方は飲用を避けるようにしましょう。
時には休肝日を作って、ゆっくりと良い夢が見られますように。
次回は2022/7/27(水)22:00頃にに更新予定です。